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普通のサラリーマンがFIREを目指すなら?
世の中にはいますよね。
年収1,000万円オーバーのスーパーエリート会社員とか、実家が“太くて”まとまったお金をポンと贈与・相続でもらえる人たち。
でも、ドンキーも含めて大半はそうじゃない。
いわゆる「普通のサラリーマン」で、「普通の年収」をもらいながら、裁量の少ない環境で働かされている――そんな人が多いんじゃないでしょうか。
だからこそ、「自由な生活を送りたい!」とFIREに憧れる人も多いはず。
ここで提案したいのが、無茶はしないけど、普通のサラリーマンでもFIREを目指せる現実的な方法です。
「ノーリスクでハイリターン」は、焼肉食べ放題で痩せるくらい無理
まずハッキリ言っておきます。
「ノーリスクでハイリターン」なんて存在しません。
「元本保証で年利30%!」なんて広告があったら、ほぼ確実に詐欺です。
他人にそんな“夢みたいな話”を、広告費をかけてまで教えてくれる親切な業者なんて存在しません。
だからといって、人生を賭けて一発勝負するような超ハイリスク投資は全くおすすめしません。
僕が選んだのは「ミドルリスク・ハイリターン」戦略
その手段が、証券担保ローンです。
名前の通り、自分が持っている株やETFを担保にしてお金を借りる制度。
僕が使っている楽天証券の証券担保ローンはこんな感じ。
- 国内株・国内ETF・国内REITを担保に、担保評価額の60%まで借りられる
- 担保融資比率が60%を超えると借入停止、85%を超えると強制売却(いわゆるロスカット)
- 利息は最大3.875%、100万円超〜1,000万円以下なら年2.875%、1,000万円超なら1.875%
(細かい条件は楽天証券のHPでチェックしてくださいね)
僕のルール:暴落に耐える+インデックス投資オンリー
証券担保ローンを使うとき、僕は次の2点を徹底しています。
- リーマンショック級の暴落(約50〜60%下落)に耐えられる借入額にすること
- 個別株は買わず、全世界株やS&P500といったインデックス投資だけを買うこと
要するに、「めったに来ない大暴落に耐えられる範囲でレバレッジを効かせる」+「市場全体に賭ける」という超シンプルな戦略です。
実際どのくらい増える?シミュレーションしてみた
仮に、1,000万円の資産を担保に500万円借りるとします。
利息はわかりやすく年2%で計算。
- 年利10%運用の場合
1,000万円×10% + 500万円×(10%−2%) = 140万円の利益
(借入なしなら100万円) - 年利8%運用の場合
1,000万円×8% + 500万円×(8%−2%) = 110万円の利益
(借入なしなら80万円) - 年利6%運用の場合
1,000万円×6% + 500万円×(6%−2%) = 80万円の利益
(借入なしなら60万円)
借入なしと比べると、それぞれ**+40万、+30万、+20万の上乗せ**。
さらにこの利益を再投資すれば、複利効果で差はどんどん広がっていきます。
「年利6〜10%は高すぎない?」と思うかもしれませんが…
実は、過去10年・20年・30年のいずれも、全世界株やS&P500は平均で年利10%前後を出しています。
決して非現実的な数字ではないとドンキーは思っています。
まとめ
- 「ノーリスクでハイリターン」は存在しない
- でも、暴落に備えつつ、レバレッジを効かせてリターンを増やす方法はある
- その一つが、証券担保ローンを活用したミドルリスク・ハイリターン戦略
普通のサラリーマンでも、計画的に使えばFIREは現実的に目指せます。
あとは無理のない範囲でコツコツ実践するだけ!
次の記事では、リスクについての深掘りと担保の証券を何にするのが最善なのかについて考察していきます!